①法の解釈は法の条文を解釈しわかりやすくしていくといったことだ。まず述べなくてはいけないのは法の解釈の必要性、なぜ法解釈が必要とされているのかという課題が挙げられる。それはその事実を真の事実として認めるために必要なのだ、つまり実際にあったことを掘りかえし、それが事実として認めてもらうために必要な証拠を見つけるためにある、そしてさらにこの事実にあった法規を適用していかなくてはいけない。その証拠を見つけるにあたって裁判官の判断が介入するのはどうしても避けられない。さらにその事件に対する判決は犯人に対する大前提たる適用法規と小前提たる実際にあった事実との織り交ぜで出てくる機械的なものではないのだ。しかし妥当な結論を導こうと努力して解釈していこうとしても法的安定性を欠く場合や裁判官の恣意的な解釈判断が付きまとうという残念な可能性がある。ではどうすれば誰もが認める判断を生み出すことができるのだろうか。

②－Ⅰ法を解釈するにあたって立法者意思説と法律意思説の対立がある。まず前者のメリットデメリットを挙げるなら、立法者の判断は解釈するのに重要な役割を担っている。実際国会の審議でも重要な文献として引用され解釈の参考となっている。しかしデメリットをあげるならそのことは決して絶対的なものではないこと。というのも、法は立法者の手によってつくられるわけだが、立法者の手から離れれば客観的意見としてとられてしまうのだ。次に法律意思説は法の条文の言わんとしていることを視野に置きつつ解釈を行っていく。これは法を扱っていくうえでは基礎的なことであるし大切なことだ。しかし、法の条文を重視するので条文の引用になりがちで融通がきかない。このことは自由法学と概念法学の対立と似ている。法的三段論法を堅く守り、恣意的な考えを排斥する法律意思説のような概念法学と自由にかつ多くの意見を取り入れることを重視し、裁判官の法創造性や立法者の意思を重んじる自由法学との対立である。

②－Ⅱその中で私は判例法の拘束性こそがこの対立を中和し法的安定性と妥当性を兼ね備えた結論を導きだすのだと思う。なぜなら、判例は前の事件の見解を基にこうあるべきだからこうだ、なぜなら前の事件で今回のことと同じことが言えるから。それででこういう事実認定に基づきこういう法規を適用する。といった結論までにいたる論の道ができ安くなるからだ、ましてや過去を変えるなんて不可能なのだから、判例法は万人が認める法的拘束性が強いといっても過言ではない、法の解釈をするにあたっては判例法の使用が不可欠だと思う。

③法の解釈は必要不可欠なものだ。なぜなら、ある事件が起きた場合まず一つ目に事実認定を行い、事実の確認を行い、事実関係の確認を行う。次にその事実関係のことに適した法規を適用しなくてはいけない。さらに、そこには①被告の行為について過失などがあったかについてどうかという法的評価が加わってくる。それは過失は単に不注意という概念から本当に不法行為に値する不注意でやってしまったかどうかという評価を含む概念があるからである。そのことについても決め兼ねなくてはいけないからだ。②、①の見解から過失はレベル別で全く意味の違うものとなる。法解釈は今回の事件はそのレベルのどれかについて切断し割り切るために必要であるそして法規適用にまでいたる。また法の欠陥が生じた場合でも法解釈が必要とされてくるし、行為と侵害との因果関係を明らかにするためにも不可欠なのだ。
しかし法の解釈の性質上概念法学と自由法学の対立は避けて通れない、そこで判例法の拘束力を用いての中和は必須、そしてその上で事実認定と適用法規を行う、それは裁判官は法的安定性と妥当性のほどよくある結論を導かなくてはいけないからだ。

 ■管理人コメント
いつも参加してくださって、ありがとうございます。また、辛口のコメントをつけさせて頂きます。

問題点

１．全体としてのまとまり。
文章全体としてのまとまりがよくありません。やはり、各段落にタイトルをつけた方がいいと思います。
①法の解釈とは
②どのような解釈をすべきかについての諸説
③判例の拘束力
④？？？
各段落で、論じるテーマは一つにしてください。

２．最終段落の内容。
故意や過失があったかどうかは、裁判において重要なテーマですが、それは事実認定の問題です。法解釈の問題ではありません。裁判所は、①事実（過失があったかどうか）を認定し、②法解釈によって法の内容（法が禁止している行為は具体的に何なのか）を確定し、③事実を法に当てはめて結論を導きます。裁判所の仕事は、主に①と②で、その二つが定まれば自動的に結論がでてきます。①を扱う裁判を事実審、②を扱う裁判を法律審といいます。ちなみに事実審は、２審までです。
今回扱うのは、②だけですので、最終段落の最初の方は問題の意図からはずれています。


３．言葉の使い方。
言葉の使い方に問題があります。例として、文章の一部をぬきとって修正します。

原文
「法の解釈は法の条文を解釈しわかりやすくしていくといったことだ。まず述べなくてはいけないのは法の解釈の必要性、なぜ法解釈が必要とされているのかという課題が挙げられる。」
修正
「法の解釈とは、法文の内容を明らかにすることだ。まず、法解釈の必要性について論じる。」

原文
「まず前者のメリットデメリットを挙げるなら、立法者の判断は解釈するのに重要な役割を担っている。実際国会の審議でも重要な文献として引用され解釈の参考となっている。しかしデメリットをあげるならそのことは決して絶対的なものではないこと。というのも、法は立法者の手によってつくられるわけだが、立法者の手から離れれば客観的意見としてとられてしまうのだ。次に法律意思説は法の条文の言わんとしていることを視野に置きつつ解釈を行っていく。これは法を扱っていくうえでは基礎的なことであるし大切なことだ。」
修正
「立法者意思説には、～というメリットがある。しかし、この説には、～という欠点もある。法律意思説には、～という利点があり、立法者意思説の欠点を補うことができる。ただ、～なので、～というj欠点がある。」


コンパクトな表現をするように心がけてください。

段落の使い分けは、前よりよくなってきました。もう少し段落を細かく分けて、ひと段落にあれこれ詰め込みすぎないようにすれば、もっとよくなるとおもいます。がんばってください。

Ⅰ．解釈の必要性

法は一般に抽象的な記述がされている為、法文を見ただけでは、法の示す内容を把握するのは困難である。そこで、法の適用範囲などの具体的な内容を明確にする法の解釈が必要となる。

Ⅱ．解釈の分類

１．有権解釈
国家機関によってなされる解釈。
①行政解釈・・・行政機関によってなされた解釈
②司法解釈・・・司法機関によってなされた解釈
③立法解釈・・・立法機関によってなされた解釈

２．学理解釈
学理に基づいてなされる解釈の方法。これには、文理解釈と論理解釈がある。
（学問的な理屈に基づく解釈の仕方）

①文理解釈
法文を一般的な語法・文法に従って、そのままの意味で捉える解釈。

②論理解釈（体系的解釈）
一つ一つの法文を全体の法秩序と関連させて論理的・体系的に解釈する方法。これにより、法文相互間の衝突を避けることができる。これには、拡張解釈、縮小解釈、反対解釈、勿論解釈、類推解釈がある。

Ａ．ある事例に該当する法がある場合

　（１）拡張解釈
　文理解釈で得た意味を広げて解釈する方法。

　例：「トラの持込禁止」
　このトラとは、周りに危害を加える可能性のある動物すべてを意味する。


　（２）縮小解釈
　文理解釈で得た意味を縮めて解釈する方法

　例：「トラの持込禁止」
　このトラとは、血統証のないトラのみを意味する

　拡張解釈・縮小解釈は、あくまでも法文に書いてあることを明確にする解釈技法である。拡張解釈は、法の適用範囲を広げているので、罪刑法定主義（予め法によって禁止されていない事柄については、処罰されないという原則）に反するように見える。しかし、法文に書かれている適用範囲は、元から拡張解釈によってなされた範囲だとされるので、罪刑法定主義には反しない。だから、刑事裁判においても拡張解釈は用いられる。


Ｂ．ある事例に該当する法が無い場合

　（３）反対解釈
　法文に書かれていない事柄に対して、法の適用範囲外であるのだから、その法の効果は及ばないと解釈する方法。

例：「トラの持込禁止」
ネコはトラではないから、持ち込んでもよい。


　（４）勿論解釈
　法文に書かれていない事柄に対して、法の趣旨から照らして当然に法の適用範囲に含まれるとする解釈方法。

例：「トラの持込禁止」
ライオンはトラではないから、これには直接は該当しない。しかし、ライオンはトラと同じくらい危険なので、当然持ち込んではいけない。


　（５）類推（解釈）
　法文に書かれていない事例に対して、似ている別の事例に対する法を適用する解釈方法。


　例：「トラの持込禁止」
　子猫はトラではないから、該当しない。危険でもないが、トラと同じく動物なので、子猫も持ち込んではいけない。


・刑事裁判における類推解釈の禁止
　刑事裁判では、類推解釈は罪刑法定主義に反するため、禁止されている。予め法に書かれていない事柄をも刑罰の適用範囲にしてしまうと、国民は何が法で禁止されているのか予め分からず、法に脅えながら生活せざるをえなくなるからだ。国民の予見可能性を確保するために、刑事裁判での類推解釈は禁止されているのである。勿論解釈は、国民の予測可能性を害する恐れはないと考えられるので、刑事裁判においても用いられる。


・勿論解釈と類推解釈の違い
　勿論解釈と類推解釈の違いは、別の事例に対しても適用されるのが当然であるかどうかである。なにが当然かは人によって異なってくるので、勿論解釈と類推解釈の境界線はあいまいである。


・類推解釈と拡張解釈の違い
　また、類推解釈と拡張解釈の境界線もあいまいである。類推解釈と拡張解釈の違いは、法の欠缺が生じているかどうかである。法の欠缺が生じている（該当する法がない）事例にも、法の適用範囲を拡張して適用すれば、類推解釈となる。法文の意味を広げて、もともと法の適用範囲に入るから該当する法はあるとすれば、拡張解釈となる。しかし、もともとの法の意味する適用範囲がどこまでかはハッキリしない。
　電気を盗んで窃盗罪が成立するのかどうかが争われた事例で、裁判所は電気も財物であると解釈して窃盗罪を適用した。裁判所はこれを拡張解釈であるとしている。しかし、「もの」ではない電気を財物と理解するのには無理があり、その解釈は類推解釈であり、罪刑法定主義に反するのではないかという意見もある。このように、類推解釈と拡張解釈の境界があいまいであるために、法の欠缺が生じていると思われる場合にも拡張解釈によって刑法が適用される危険性があり、罪刑法定主義が貫徹されていないと批判されている。



Ⅲ．学理解釈の分類の違い

　学理解釈を文理解釈と論理解釈分類せずに、文理解釈、論理解釈、歴史的解釈、目的論的解釈と分類する考えもある。歴史的解釈、目的論的解釈に基づいて拡張解釈や縮小解釈などが行われるので、これらは、論理解釈と領域が重なり合っている。

①歴史的解釈
　立法者の意図や制定当時の状況など、歴史的意味合いを考慮して解釈する方法。法文から読み取れるそのままの意味とは異なる解釈がなされることがあるので、国民の予測可能性を害してしまったり、社会変動に対応できないなどの欠点がある。

②目的論的解釈
　立法当時の制定理由にこだわらず、法律の文言を客観的・合理的に解釈する方法。ハッピーな社会にするという法の元々の理念・目的を重視する。 



Ⅳ．どのような解釈をすべきかについての諸説



①立法者意思説
　立法者（法律制定者）の意思・意図に基づいて解釈するべきとする考え方。法律は契約と同じく、過去の決定によって未来を拘束するものであることを理由とする。この考えから、歴史的解釈が導かれる。

②法律意思説
　立法当時の制定理由にこだわらず、法律の文言を客観的・合理的に解釈すべきとする考え方。国民が法律を見て、読み取れるであろうと思われる内容とすることにより、国民の予測可能性を確保できる。この考えから目的論的解釈が導かれる。 



Ⅴ．法の欠缺が生じた場合の考え方


　法は、起こりうるすべての具体的な事例を想定して作られたわけではない。そのため、法をそのままの意味で捉え適用すると不合理な結論を導いてしまう場合や、ある法を適用ることが社会的に妥当であるにも関わらず、適用範囲に入らないために適用できない場合が発生しうる。そのような場合に、法解釈を用いて社会的に妥当な結論に修正することが可能である。しかし、法解釈による法の欠缺の補正を行うべきか否かについては、諸説がある。


① 自由法学
　裁判官が自由に法解釈をして、積極的に法の欠缺が生じたケースの補正を行っていくべきとする考え方。これにより、融通の利く、社会的に妥当な結論を導き出すことが可能となる。
　しかし、これは一方で、裁判官が自由に法の内容を決定することができてしまうことになり、裁判官による恣意的な権力の濫用が行われる恐れがある。


② 概念法学
　裁判官は厳格に法に従うべしとする考え方。実定法のみに法的効力を認め、裁判官は勝手な法解釈によって方の内容を改ざんするべきではない。例え不合理な結論を導くことになっても、法をそのまま適用すべきとする。これにより、裁判官による恣意的な権力の濫用を防ぐことができる。
　ただし、融通は利かないので、法の欠缺が生じた場合は、救済されない。同様のケースが発生しないように、その後の法改正によって対処していくしかない。 

１．
　法の解釈とはどのようなものかとなると、まず文理解釈が挙げられるこれは条文を見て校であると思うからこうなのであるという見ただけのものとして扱われた解釈であり正に形式的な見方なのだ。という調子で論理解釈、目的論敵解釈がつづいて列挙される。これらの考えは先ほどの文理解釈の見方プラス自分の視点ではどうか、といったことを織り交ぜた解釈法なのである。しかしながらそれらはあくまでも教科書のやり方に基づいただけの方法であり本質的な意味で法の解釈とは言えないと思う。では本質的な法の解釈とはいったい何なのかというと私は法をできる限り応用して操り、役立てていくものとしていくものであることだと思う。さらにそれには法自身実用的にできていなくてはいけないことであり、法の解釈者だけでなく立法者も重点的になってくること。法はいかなるときもどんなささいな紛争も解釈ということで解決しなくてはいけないのでそれにはすぐれた解釈技術が必須条件になってくる。

２．
　では解釈とはいったいなんなのかと問われるとまずそこから明確にしていこうと思う。私たちの生きる現代社会にかかせない契約や条規がある、解釈はそれらの文章を論理的にハッキリとさせ且つその言葉の意味を確定していったり推測していったりすることである。そのなかでも法は根本的に解釈を通じて生きてくる代物であるから結局のところ法は解釈という作業がないとまるっきり効力が発揮されないものである。しかしその解釈というものが難解でなかなか人一人一人では解釈は一致しないのである。つまり法の解釈に正解はないのである。また、法の条文を限定したり、広くしたり、狭くしたりすることを解釈というので人によってはそのどれかに当てはまり、なかなか一貫性がないという理由もあげられる。さらに言うと人によって文の解釈が一致しないのは至極当然のことなのである。

３－１．
　しかしながらなぜ一つの法の条文の解釈のやりかたでこんなに対立が生まれるのであろうか、なぜならそれはその条文を解釈する人の正義感や倫理観が異なるからである。このことから法解釈は正義と論理とを測る一定の基準みたいなものであると思う。そういう意味では法解釈は正義や価値観等が変化すればその論理も変わるどころか一転して方向転換してしまうのだ、それはすなわち価値判断が変化しそういった対立が現れるのは価値判断をめぐる争いでもあるという見解が伺えるのである。つまり解かりやすく言うと解釈者は立法の条文の意味などを前提としながらも自分の考えが主体的となるように操作し、且つ自分の都合のいいほうへと持っていくということなのである。つまり目的論的解釈に近しいように思えるが自分の考えが八割型で構成されている。しかし当たり前のことではあるが一方的にほうの解釈自体が完全にその人の考えに基づいてばかりではいけないのである。それにはそういった解釈がなぜとられているのかということを論理的に説明しなくてはいけない、でないと法解釈者は批判をあびるだけである。法の解釈は創造していかなくてはいけない。だがその法解釈の創造にはくしくも限界というものが存在してくるのである。

３－２．
　私たちは協定を結ぶ際に様々な事実や事情を考えてそれらを経て明示したりしてそれらの契約等を結ぶ。しかし、それらの事情等が変化してくれば以前の不合理になってしまう。そして、色々と変更していくのである。法についても同じことが言える。立法当時にその価値観が変わってくれば条文の内容も全くといって良いほど別のものへと変化を遂げるからだ。このように法の解釈の創造性は無限に広がって変わる価値観に勝つことはできないので限りがある。

４．
　結論として、法の解釈は文理解釈や目的論的解釈といったスタンスで行えるものであるがそれはあくまで教科書通りの形式的なものである。しかし本当の法解釈とは法を実用的でコントロールしやすくするものであることが必要である。そしてどんなささいな紛争をも解決していかなくてはいけない。ではそれら等をすべてひっくるめた法の本質的な解釈とはなにかというと、まず単等直入に且つ簡単にいうとその文章を明確にして論理的に推測したりするといった基本的なことに尽きる。さらに法は解釈を通じてしか生きることができない代物なのである。だが、法の解釈は一人一人の考えや正義感が異なるため違ってくるのは当然である、だから価値判断を巡る対立というものがしょうじてくるのだ。そういった意味で解釈は一人の人の勝手な都合で成り立っているものでありもちろんそうかといってその人の一価値判断であってはならないのである。それはそういった法の解釈がとられていることを論理的に説明しなくてはいけない、それは色々な事情の変化に対応するためでもあるし事情の変化に対応するためでもあるし事情の変化から生じる不合理を除去していかなくてはいけないことでもあるが事情や価値観の変化は無限にあり対応が不十分になってしまうことは必須であり、法解釈やその創造性には限界がある。だからあらかじめ法をつくる時は応用可能ですぐさま抑制や均衡が可能なものを造らなくてはいけない。

■管理人コメント

いつも参加ありがとうございます。

１．について。確かに、論理解釈は解釈技法なので、技術的なものと捕らえることもできなくはありません。しかし、目的論的解釈は、みんながすみやすい社会にするという法の理念を重視しているので、「単なる教科書のやり方の基づいたもの」ではないと思います。

「法をできる限り応用して操り、役立てていくものとしていくものであること」
これは、社会的に妥当な結論を導くように解釈してゆくべきということだと思いますが、それを行うには多くの問題が付きまといます。法的安定性を失う可能性や、裁判官による恣意的な価値判断の可能性です。それを絡めて論じた方がよかったと思います。

２．について。要点は、「法文は抽象的に書かれているので、いろんな捉え方ができる」ということですよね。これは、長く論じるほど重要な話ではないので、２、３行でまとめた方がすっきりしていいと思います。

３．について。前半は２とかぶります。
「自分の考えが八割型」
もしかしたら、真理かもしれませんが、書かない方がいいと思います。裁判官は、主観を交えないことになっているので。民主主義の結晶たる立法者の意思や法的安定性、社会的妥当性を考慮して判断を下します。法的安定性と、社会的妥当性のどちらを優先するかといった問題になると、確かに主観的なものになります。

４．
「不合理を除去していかなくてはいけないことでもあるが」
私の「Ⅳ法のけんけつが生じた場合」で書いたように、その除去に伴う弊害についても書いた方がいいと思います。

総評．
各段落のまとまりがよくないです。各段落の要点を書いて、段落のタイトルにしてみてください。
その際、一段落では、問題提起をしてください。何を明らかにするために論じるのかはっきり明記してください。そして、最終段落で、それに対する簡潔な答えを書いてください。そうすれば、もっとすっきりします。

法の解釈について論じよという問題がでたら、
１．解釈の必要性
２．立法者意思説と法律意思説のメリットデメリット
３．判例の拘束性
４．類推解釈と罪刑法定主義
５．法の解釈によって社会的妥当性を確保できるが、一方で法的安定性を害する危険性があること（自由法学、概念法学）

などの切り口で論じてゆくのがいいと思います。どれでもいいですが４、５は、ほかの問題にも応用がきくのでお勧め。